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読んだり書いたりが不得意だったA君…

執筆者の写真: 百武党平百武党平

黒板の書き写しに他人の3倍かかり、教科書を読むのもぎこちないA君でした。親も誰かに言われた学習障害という言葉をいつの間にか信じていました。このままでは中学生になって、どの教科も長い文や漢字がたくさん出てきて、どの教科もやばい!というところだったんです。

そこで提案したのが、単純に書く練習をもっとやってみたらということでした。私は勉強はスポーツに似ていると思っているので、あまり既成概念にとらわれないで、書く練習をやればできるようになるのではないかと考えました。

具体的には自分の使いやすいノートを用意します。字が書きやすい7.、8ミリの方眼がおすすめです。字の大きい子には10ミリでもいいです。そのノート見開き2ページに国語の教科書を書き写します。ただそれだけです。時間制限はナシで、書いたら良しです。1日の作業はそれでおしまいです。時間にしたら始めは15分ぐらいかかるかもしれませんが慣れてくると5分ぐらいで書けます。このことを5日ぐらい同じところを続けます。そうするとますます慣れて、そこにある漢字も自然と覚えてしまいます。

この作業をし始めたら、A君はすごく変わりました。まず書くことが早くなりました。そして字もきれいになってきて、書くことが苦にならなくなってきました。そして算数の問題でさえも正解率が上がってきました。

鉛筆をもって書くことは脳を鍛える。このことが実感される出来事でした。

 
 
 

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